スクランブラーの戯言-sixty2

たまにしか乗らないバイク乗りの独り言。呟き。薬にも毒にもならない。

第2日目:中年オヤジ、重さと喜びを知るの巻

2日目 技能教習始まる

申し込みから約2週間、ようやく入所の運びとなりました。

簡単な入所説明を受け、適性検査をちょいちょいと。

結果は次回教習時になりそうです。


本日の二輪入所者は17名ほど、内訳としては大型5名(普通二輪所持3名、いきなり2名)、普通二輪10名、小型2名といった感じ。いわば同期の友です(※私認定)。


大型へのステップアップ組に、身長150㎝程の女性がいたんですが、ライダースジャケットに、フルフェイスでびしっとキマッてかっこよかったな。

既に普通二輪に乗っているからか、大型でもしっかり乗られているように見えました。

バイクって身長じゃないよ~って感じ。それにしてもカッコいい。

 

さて、技能教習。

 

本日は2時間続けての教習となります。
ちなみに気温は35℃オーバー。これは危険。
用意していただいたポカリでしっかり水分補給です。

 

 

「祝!初立ちゴケ!!」

1時間目(1段階-1)


まず、バイクの引き起こしから。
これが結構重い、思ってた倍ぐらい重い、ハッキリ言って重い。きっと舞の海より重い。間違いなく重い。それぐらい重い。でも顔には出さない。にっこり笑って、ハイ成功。

しかしみんな結構軽くやっているように見えてちょっとショック。

みんなも本心隠してるのだろうか。ちなみに引き起こしは基本左転倒状態で行いますね。

これは右に倒すと他の事故を招きかねない、巻き込まれかねないからで、倒すなら左。乗車姿勢も左足体重ですね、出来る限り右には倒さない。

でも念のため右に倒した状態からの引き起こしも併せて教えてもらいました。(※後ほど身をもって知ることにもなります。)

 

次に各部説明
車体各部の説明ね。クラッチの仕組みとか、キルスイッチとかね。昔CL50に乗ってたことがあるので、基本的な事はわかります。ギアはロータリー式だったので違うけどね。

いよいよ実際にエンジンをかけましょう。
教習車にまたがり、「さあ、エンジンかけましょう」の声。

 

この時、事件発生!右手をハンドルから放した途端、車体がゆ~くり右に傾いてきた!

やばい!この間約1秒!

あわてて右ハンドルを握り直し、腕力で引き上げようとする!この間、約1秒!

更に傾く車体!「8番さん(ワタクシの事)大丈夫ですか~」の声、約0.5秒!

あきらめの境地、2秒!。。ガシャン、右倒し。

はい、いわゆる立ちごけです。


「痛いところとか無いですか?」「はい、大丈夫っす!!」

 

同期に先駆け、立ちごけ第一号です。やっててよかった公文式、ならぬ、やっててよかった引き起こし!何食わぬ顔で復帰です。

 

その後は、半クラの練習と2速まで使用した外周走行で1限目終了。

立ちごけ以外はまずまずやったかな。

 

青いイナズマが僕を攻める。でも左足は上」

1時間目(1段階-2)

加速チェンジと減速チェンジの練習です。
まず、加速では3速まで上げます。


しかし、教習台数が多いため、一斉に走るとなかなか加速するタイミングがありません。

直線手前のカーブをかなり遅めにまわり、直線で即3速にアップ⇒加速⇒ブレーキ、この間大体3秒ほど。あまり加速感は味わえません。


次に減速チェンジ。ポイントは、ギアを落とす前にしっかりスピードを落とすこと。

そうする事でギアを落とした後のギクシャクが少なくなります。

ただ、後輪ブレーキの感覚がまだよくわかりません。これはこれから慣れてくるのでしょうか。

 

ここで、ポツポツと何やらヘルメットにあたるものが。

山の方からはいかにも怪しい雲が近づいてくるのがわかります。

あっという間、ドーンドーン、雷鳴がとどろきます。

ピカピカ青い稲妻(※SMAP解散残念記念)もはっきりゲッチュ。

そうこうしていると大粒の雨がバラバラと降り注ぎ、風も強くなってきました。

いわゆる雷雨ってやつです。


教習時間はまだ30分ほど残っています。さあどうなる、続行か中止か。審判の判定は?

・・・・
・・・・

「やりますよ~」
「おぉ」
「女性はカッパ着たほうが良いですね~男はそのままでもいいでしょ」
「おぉぉぉ」え、マジ?

 

なかなかスパルタです。。

結局、全員カッパ着用が許され(当たり前)雨の後半戦に突入です。

 

雨中のメニューは右左折の練習です。
先程までと違い、教官の後ろについて、交差点などを右左折します。
(今回よりウインカー操作が追加されました。)

 

右左折の前には直線で3速まで上げたギアを2速に落としておく必要があります。
ここで何度か注意を受けました。

どうやら、2速へギアダウンした後、左足をチェンジペダルの上ではなく、下に入れているようで、言われてみれば確かにそうなっていました。

たぶん次の加速チェンジに備えた動作を無意識のうちにやってたんですね。

教官ってちゃんと見てるねぇと改めて感心。

下に入れるのが癖にならないように、意識してペダルの上に。

最後の方では注意される事もなくなりました。

 

この後、死角について車とバイクの違いを確認し、本日は終了。

充実の、そしてあっという間の2時間が終了しました。


ところで、ワタシと同期となる他の方々も、ここまではほとんど問題なくできていたように見えました。

ただ一人、恐らく17~8歳だと思われるお兄ちゃんだけが、半クラがうまくできず、立ちごけも数回とかなり苦戦していました。

結局一人だけ教官の後ろに乗り別レッスンとなってしまいました。

わずか2時間弱の乗車でしたが、私個人としてはとても楽しく、またすぐにでも乗りたいと思えるものでしたが、彼にとってはどうだったのか。

嫌にならなければいいな。同期だしね!(※私認定)

 

ちなみに、雨の教習ですが、教官曰く、「皆さんあそこまでできていたので、雨でやめても判はあげられたけど、乗ったほうが良いでしょ」だそうです。ごもっとも。

 

次回は1週間後。
どんな未来が待っているのか。